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マンションの水回りリフォームで押さえておきたいポイント

2018.09.07

テーマ :コラム

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中古マンションを購入して、リフォームで理想の住まいを実現しようと考える方が増えています。
古いマンションの場合、特にキッチンや浴室、トイレなどといった「水回り」を刷新したいと希望するケースが多いでしょう。水回りの配置や使い勝手は、住まいの便利さや快適さに大きな影響を与えます。
ところが、マンションでは一戸建てほど自由に水回りのリフォームをするわけにいかないさまざまな事情があることをご存知でしょうか。

ここでは、マンションの水回りリフォームの際に押さえておきたいポイントをご紹介します。
 
 
◆ ポイント1:パイプスペース(PS)は移動できない ◆

マンションでは、給排水の配管が上下階の住戸を貫通する構造になっています。この排水縦管を収めるスペースが「パイプスペース(PS)」です。
PSは、住戸内にあって専用に使用しているものの共用部分にあたり、リフォームで位置を動かすことはできません。
トイレや浴室、キッチンなど水回りからの排水は、床下の配管からこの排水縦管へと流れこみ、排水されることになります。
スムーズに排水するためには、床下の配管に勾配が必要となるため、PSからあまり遠く離すのは難しくなります。
つまり、リフォームでキッチンや浴室などの位置を移動する場合は、PSの位置の制約を受けるというわけです。
 
 
◆ ポイント2:壁や床の構造に注目する ◆

専有部分内の水回りの位置を移動できるかどうかは、そのマンションの壁や床の構造にも制限されます。
例えば、壁構造のマンションでは、間仕切り壁に穴を開けたり移動したりすることができません。
床については、二重床になっていて床下の空間に余裕があるほど、水回りの位置移動がしやすいですが、床下の高さにあまり余裕がない場合や、床下に空間のない直床の場合、水回りの移動をともなうリフォームをおこなうために、床の高さを上げるなどの対応が必要になります。
 
 
◆ ポイント3:管理規約で制限がある場合も ◆

構造上は移動が可能であっても、管理規約によって水回りの位置の移動が禁止されていたり、内容が制限されていたりするケースも少なくありません。
また、給湯器の位置や容量などについて制約がある場合もあります。
あらかじめ管理規約に目を通し、管理会社または管理組合にリフォームでできることとできないことを相談したうえでプランを立てるようにしましょう。

 
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マンションの水回りリフォームの際に押さえておきたいポイントをご紹介しました。

水回りのリフォームプランを立てる場合、こうした点を踏まえ、図面や現状を信頼できる業者に確認してもらったうえで、どのようなリフォームが最適なのかをご検討なさることをおすすめします。

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